貯金しようとしても月末に残らないときに先に確保する金額を決める方法

「今月こそ貯金しよう」と思っていても、月末になるとほとんど残っていない。そんな状態が何度も続くことがあります。

月末に残った金額を貯める方法では、日々の支払いや予定外の出費が先に来るため、貯金する分が最後まで残らないことがあります。

一方で、最初から大きな金額を貯金へ回すと、生活費が足りなくなり、途中で貯金から戻すことにもなりかねません。

そこで今回は、理想の貯金額から決めるのではなく、これまでのお金の残り方とこれから必要になる支払いを確認し、収入が入ったときに先へ分けても戻さず続けられる金額を見つけます。

最初にすること

実際の残り方を見る

理想額ではなく、次の収入が入る直前にどのくらい残っていたかを確認します。

次にすること

近い支払いを分ける

残高の中に、年払いなど近いうちに使う予定のお金が含まれていないか確認します。

最後にすること

先に分けて1回試す

戻さなくても済みそうな金額だけを別へ移し、次の収入までそのまま残せるか試します。

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今の残り方を確認

目標額より先に今のお金の残り方を確認します

毎月の貯金額を決めるとき、「できれば3万円」「収入の何割」といった目標から考えたくなることがあります。しかし、その金額が今の家計で無理なく残せるとは限りません。

まず見るのは、理想ではなく実際の残高です。可能であれば直近2~3回について、次の収入が入る直前にどのくらい残っていたかを確認します。1円単位で正確に集計する必要はありません。大まかな残り方が分かれば十分です。

  • 月末に余ったら貯金しようとして毎月残らない
  • 最初に決めた貯金額を途中で生活口座へ戻すことがある
  • 毎月どのくらい残っているのか確認したことがない
  • 近いうちに必要なお金まで「余っている」と考えている
最初の基準は「多く貯められる額」ではありません

先に分けたあと、次の収入まで生活口座へ戻さずに済む金額を見つけることから始めます。

ある月だけ多く残った場合、その金額をそのまま毎月の基準にしない方が続けやすくなります。複数回の残高を見ると、自分のお金が普段どのように残っているかをつかみやすくなります。

02
使う時期を分ける

口座にあるお金を使う時期で3つに分けます

口座に残高があっても、そのすべてを貯金へ回せるわけではありません。まだ引き落とされていない支払いなど、すでに使い道が決まっているお金が含まれていることがあるからです。

そこで、今あるお金を「必要か不要か」ではなく、いつ使うのかで分けて考えます。

1

次の収入までに使うお金

食費、日用品、交通費、毎月の引き落としなど、次の収入までの暮らしに使う分です。

2

近いうちに使う予定のお金

年払い、予定している買い替え、まとまった支払いなど、毎月ではないものの使う予定が決まっている分です。

3

今は使わずに残せるお金

日常の支払いと近い予定を残しても使う必要がなく、貯蓄として分けておけそうな分です。

ここで大切なのは、「近いうちに使う予定のお金」を貯金できるお金と混ぜないことです。口座残高が多く見えても、使い道が決まっているなら、その分は最初から残しておきます。

反対に、予定を差し引いたあとにも毎回ある程度残っているなら、その一部が先に確保する金額の候補になります。

03
実際に先へ分ける

戻さずに済みそうな金額だけを別へ移してみます

確認ができたら、次に収入が入った日に、貯められそうな金額を先に別の場所へ移します。ここでは「できるだけ多く」ではなく、「次の収入まで戻さなくても済みそうか」で金額を決めます。

最近の残高を見る

直近2~3回について、次の収入直前にどの程度のお金が残っていたか確認します。

予定支出を残す

近いうちに支払う年払いなどがあれば、その金額を貯蓄候補から外します。

小さく移して試す

残せそうな範囲から金額を1つ決め、貯蓄用に分けて次の収入まで触らずに過ごします。

たとえば、毎月1~2万円ほど残ることが多い場合

そのまま2万円を貯金額にする必要はありません。翌月に年払いなどのまとまった支払いがあるなら、その分を先に残します。そのうえで、まず5千円など戻さずに済みそうな金額だけを別へ移して1回試します。

大切なのは例の金額ではなく、「先に分けたあとも普段の支払いを続けられたか」を確認することです。

別へ移す場所は、普段の支払いに使うお金と区別できれば構いません。すでに貯蓄用として使っている口座などがあるなら、そこへ移す方法でもよいでしょう。

04
次の収入前に確認

貯められた金額より途中で戻さなかったかを確認します

1回試したら、次の収入が入る前に結果を確認します。「予定した金額を貯められたか」だけではなく、その金額を生活口座へ戻さず過ごせたかを見ることが大切です。

  1. 先に分けたお金を途中で戻さずに済みましたか?
  2. 毎月の支払いや普段の生活費が足りなくなりませんでしたか?
  3. 忘れていた年払いなど、予定外に見えた支払いはありませんでしたか?
  4. 貯金するために日常生活へ強い我慢が増えていませんか?
  5. 次の収入直前にも生活口座へ少し余裕が残っていましたか?

途中で貯蓄から戻した場合は、失敗と考える必要はありません。次回の金額を少なくするか、今回見落としていた支払いを最初から予定へ入れます。

反対に、何度か続けても生活に無理がなく、生活口座にも余裕が残るなら、同じ金額を続けるか、少しだけ増やして再び試すことができます。

05
今日からできること

次の入金日に先へ分ける金額を1つ決めます

最初から年間の貯蓄計画を完成させる必要はありません。まずは次に収入が入る1回だけを対象にして、先に分ける金額を決めます。

次の入金日までに確認すること

  • 直近2~3回の収入直前の残高を大まかに確認する
  • 次の1か月前後で予定しているまとまった支払いを確認する
  • その支払いを残したうえで先に分けられそうな金額を1つ決める
  • 収入が入ったら、その金額だけを貯蓄用に分ける
  • 次の収入前に、途中で戻さず過ごせたか確認する

最初の金額が小さくても構いません。無理に大きくして何度も戻すより、「この金額なら残したまま生活できる」と確認できる方が、次の金額を決める材料になります。

貯金額は多さより戻さず続けられるところから決めます

月末に残ったお金を貯めようとして毎月残らないなら、お金を使った後ではなく、収入が入ったときに先へ分ける方法があります。

ただし、最初から大きな金額を決める必要はありません。最近のお金の残り方を確認し、近いうちに使う予定のお金を別にしたうえで、戻さずに済みそうな金額から試します。

途中で足りなくなったなら金額を減らす。予定していなかった支払いがあったなら次回から先に残しておく。余裕が続いたなら同じ金額を続けるか少し調整する。この繰り返しで、自分の暮らしに合った毎月の貯蓄額を見つけやすくなります。

貯蓄を増やすことだけを目的にせず、今の暮らしを無理に崩さずに残せる金額を作ることから始めてみてください。

先に貯金する金額を決めるときに確認したいこと

  • 理想額ではなく最近のお金の残り方を確認しましたか?
  • 近いうちに使う予定のお金を先に残しましたか?
  • 戻さずに済みそうな金額から試していますか?
  • 次の収入前に生活へ無理が出なかったか確認しましたか?
  • 結果に合わせて次回の金額を調整できていますか?