周りから評価されても満足できないときに自分で納得できる基準を決める方法

何かをしたあと、周りから褒められたり良い反応をもらったりすると、うれしく感じることがあります。

一方で、良い評価を受けても満足が長く残らず、次はもっと高い評価が欲しくなることがあります。反対に、自分ではよかったと思っていたことでも、周りの反応が少ないだけで「大したことではなかったのかもしれない」と感じることもあります。

外からの評価は、自分では分からないことを教えてくれる大切な情報です。ただ、それだけで「やってよかったか」まで決める必要はありません。

この記事では、周りの反応を見る前に、自分自身で確かめられる基準を1つ決め、外からの評価と自分の納得を別々に見る方法を考えます。

最初にすること

何で満足が変わっているか見る

自分の感覚より先に、周囲の反応や数字だけで「よかったか」を決めていないか確認します。

次にすること

自分で確かめる基準を決める

人の反応とは別に、自分自身で「できた」と判断できることを1つ選びます。

最後にすること

自分の結果を先に確かめる

行動後は外の反応を見る前に自分の基準を確認し、その後で2つの結果を分けて見ます。

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01
満足が動く場所を見る

自分がよかったと思う前に周りの反応を見ていないか確認します

誰かに見てもらうことや、結果が数字で分かることには良さがあります。自分では気づかなかった長所や改善点が見つかることもあります。

ただ、「自分はどう感じたか」を確認する前に外の評価を見る習慣が続くと、満足まで周りの反応に合わせて変わりやすくなります。

  • 終わった直後に、自分の感想より先に人の反応や数字を確認している
  • 自分ではよかったと思っていても、反応が少ないと急に価値がないように感じる
  • 褒められた直後はうれしいのに、すぐ次はもっと評価されたいと感じる
  • 「自分としてはどうだったか」と聞かれると、周りの反応以外の答えが思いつきにくい
外からの評価と自分の満足は別の質問として見ることができます

周りの反応は「相手にはどう届いたか」を知る材料です。一方、自分の満足は「自分が大切にしたかったことをできたか」という別の見方もできます。

02
2つの評価を分ける

人にしか分からないことと自分で確かめられることを同じにしません

周りの評価を見ないようにする必要はありません。大切なのは、外の評価が答えられることと、自分自身が答えることを分けることです。

同じ出来事でも、この2つの結果が一致するとは限りません。

1

外から分かること

相手に伝わったか、反応があったか、期待された結果につながったかなど、外側から確認できることです。

2

自分で分かること

やりたかったことをできたか、大切にした部分を残せたか、納得できる選択をしたかなどです。

3

2つを別々に使う

外の結果は改善の材料、自分の結果は満足を判断する材料として、それぞれを見ることができます。

例えば、周囲から高く評価されても、自分が大切にしたかった部分を急いで省いていたなら、評価は高くても納得できないことがあります。

反対に、反応が思ったより少なくても、自分がやりたかったことをできたなら、「評価は改善したい。でも、やったこと自体はよかった」と2つの結果を同時に持つことができます。

03
中心となる実践

次の似た場面では外の反応を見る前に自分の基準を1つ確認します

自分の満足を確かめる基準は、行動が終わった後に作るのではなく、できれば始める前に1つ決めます。

「満足する」「自分らしくする」のような大きな言葉ではなく、自分でできたかどうかを確認できる形にします。

自分の基準を1つ選ぶ

今回、自分として「これができればやってよかった」と思えることを1つだけ決めます。

行動を終える

周りからどう見えるかだけを考えず、決めた基準を意識しながらいつもの行動をします。

自分を先に確認する

外の反応を見る前に10秒だけ立ち止まり、自分の基準を満たせたかを先に答えます。

趣味で撮った写真を人に見せる場合

写真を公開したあと、すぐ周りの反応を確認し、反応が少ないと「今回の写真はよくなかった」と感じていたとします。

次は公開する前に、自分の基準を「自分が残したかった光や雰囲気の写真を1枚選べたか」と決めます。

公開後は、反応を確認する前に写真をもう一度見て、その基準を満たせたかだけを先に考えます。その後で周囲の反応を確認します。

反応が少なくても自分の基準を満たせていれば、「届き方は改善したいが、この写真を選んだことには納得している」と分けて考えられます。

自分の基準を持つことは、周囲の意見を聞かなくなることではありません。外からの評価でしか分からないことは、そのまま次の改善に使います。

ただし、外の結果が思った通りでなかったからといって、自分が大切にできたことまで一緒に取り消さないようにします。

04
2つの結果を見る

評価が高かったかだけでなく自分の納得が残ったかを確かめます

試した後は、外の評価を無視できたかどうかを確認する必要はありません。周囲の反応も自分の納得も、どちらも使える状態になったかを見ます。

  1. 外の反応を見る前に、自分の基準を先に確認できましたか?
  2. 周りの反応が予想より少なくても、自分ができたことまで否定せずに済みましたか?
  3. 決めた基準は、本当に「やってよかった」という感覚につながっていましたか?
  4. 自分の基準を優先したことで、必要な外部評価を無視するようになっていませんか?

自分の基準を満たしてもほとんど納得につながらなかったなら、次回は基準を1つ変えます。「丁寧にできたか」より「自分で選んだ方法を試せたか」の方が大切だった、と分かる場合もあります。

反対に、自分では満足していても外の結果が何度も目的を満たしていない場合は、自分の基準を捨てるのではなく、外の結果を改善する行動を別に考えます。満足の基準と結果を出すための基準を、同じ1つにしない方法です。

05
今日からできること

次に人の反応が気になりそうなことを1つだけ対象にします

生活のすべてに自分の評価基準を作る必要はありません。まず、仕事、趣味、人付き合いなどの中から、終わったあとに人の反応が気になりやすいことを1つ選びます。

次にその場面が来たら、始める前に「今回は自分として何ができればよかったと思えるか」を1つだけ決めます。

今日のポイント

  • 周りの反応によって満足が変わりやすい場面を1つ選ぶ
  • 自分で確かめられる基準を1つだけ決める
  • いつも通りその行動をする
  • 外の反応を見る前に、自分の基準を先に確認する
  • その後で外部評価を見て、2つを別々に使う

自分の基準が役立ったなら、似た場面でもしばらく使えます。あまり納得につながらなければ、次は別の基準へ変えます。

周りからどう見えたかと、自分としてやってよかったか。その2つを分けて見られるようになると、外の評価を活かしながら、自分自身の満足まで全部預けずに済みます。

人の評価を受け取りながら自分の満足は自分でも確かめる

周りから褒められることや、良い結果が出ることはうれしいものです。外からの評価を手放す必要はありません。

ただ、外の反応だけが「やってよかったか」を決める基準になると、自分が大切にできたことまで、その日の反応によって変わって見えることがあります。

次の似た場面では、自分で確かめられる基準を1つ先に決めます。終わったらその基準を先に確認し、その後で外の反応を見る。2つの結果を別々に持つことで、自分にとって何が満足につながるのかを少しずつ確かめていけます。

周りの評価で満足が変わるときに確認したいこと

  • 自分の感想より先に周囲の反応を確認していませんか?
  • 外から分かる評価と、自分で確かめる納得を分けましたか?
  • 自分で確認できる基準を1つ決めましたか?
  • 外部評価を見る前に自分の結果を先に確認できますか?
  • 試した後、基準を残すか変えるか判断しましたか?