仕事の数字が悪くなったときに原因を探す方法
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売上や問い合わせ件数、作業時間、ミスの件数など、仕事ではさまざまな数字を確認します。いつもより悪い数字を見ると、「この方法が間違っていた」「あの変更が原因だ」とすぐに理由を決めたくなることがあります。
しかし、1つの数字が変わっただけでは、原因までは分かりません。前の期間との違い、関連する数字、集計条件などを確認すると、最初に考えていた原因とは別の場所に問題が見つかることもあります。
数字が悪くなったときは、すぐ対策を増やすよりも、「何が変わったのか」を小さく分けて確認します。そうすると、直す必要のない部分まで変えてしまうことを減らせます。
前の数字と比べる
1回の結果だけを見ず、同じ条件の過去の数字と並べて変化を確認します。
関連する数字を分ける
全体の結果だけでなく、その結果を作っている途中の数字も確認します。
原因を1つずつ確かめる
可能性をいくつか出したあと、確かめられるものから1つずつ確認します。
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数字を見た直後に原因まで決めていないか確認します
悪い数字を見ると、その直前に変えたことへ原因を求めたくなります。広告を変えたから、担当者が変わったから、説明方法を変えたからと、思い当たる理由をすぐ結び付けてしまうことがあります。
けれども、数字の変化と原因は同じではありません。まずは「結果として何が変わったのか」だけを確認し、その後で理由を探す方が、余計な修正をしにくくなります。
- 1回の数字だけを見て良い・悪いを決めている
- 数字を見る前から原因を1つに決めている
- 全体の合計だけを見て途中の数字を確認していない
- 集計期間や条件が以前と同じか確認していない
悪く見える結果が出ても、数字だけでは原因まで分かりません。「何が起きたか」と「なぜ起きたか」を分けると、確認する場所が見つけやすくなります。
結果と途中の変化と条件を別々に見ます
原因を探すときは、数字を全部まとめて考えるのではなく、3つに分けると整理しやすくなります。確認するのは「結果」「途中の変化」「条件」です。
最終結果だけを見ると原因の候補が増えすぎます。結果に至る途中の数字や、数字を集めた条件まで見ることで、確認する範囲を小さくできます。
結果を見る
何がどの程度変わったのかを確認します。前回だけでなく、できれば数回分を同じ条件で並べます。
途中を見る
最終結果につながる件数、割合、作業時間などを分け、どの段階から変化したのかを探します。
条件を見る
期間、集計方法、対象者、営業時間など、以前と違う条件が数字へ影響していないか確認します。
たとえば件数が減っていても、対象となる日数そのものが少なければ、仕事の進め方が悪くなったとは限りません。数字を比べるときは、同じものを同じ条件で比べているかも確認します。
同じ数字を比べてから関連する数字を確認します
数字が悪くなったら、最初から大きな対策を考える必要はありません。まず同じ数字の過去との違いを確認し、次に結果へつながる数字を見ます。
原因の候補をいくつか出したら、それぞれを確かめられる数字や事実があるかを確認します。確かめられない理由は、まだ「可能性」として残しておきます。
数回分を並べる
今回と前回だけでなく、数回分を並べて、一時的な変化なのか続いている変化なのかを見ます。
途中の数字を見る
最終結果を作る途中の件数や割合を確認し、どの段階から変化が始まっているかを探します。
1つだけ変えて試す
改善するときは複数を同時に変えず、原因だと考える部分を1つ変えて結果を確認します。
最初の見方:「内容が悪くなったから問い合わせが減った」とすぐに決めない。
確認:ページを見た人数、問い合わせ画面まで進んだ人数、送信できた人数をそれぞれ確認する。
分かったこと:閲覧数はほぼ同じなのに、問い合わせ画面からの送信だけが減っていた。
次の行動:内容を全部書き直す前に、入力項目や送信画面が使いにくくなっていないかを確認する。
このように途中の数字を見ると、最終結果だけでは見えなかった場所へ原因を絞れます。問題の場所が分かるほど、変更する範囲も小さくできます。
改善したあとも同じ条件で数字を比べます
改善策を実行しただけでは、それが本当に役立ったかはまだ分かりません。実行前と実行後をできるだけ同じ条件で比べ、変化があったかを確認します。
複数の対策を同時に行うと、どれが効いたのか分からなくなります。急ぐ必要がない場合は、小さく変えて結果を見る方が次の判断につながります。
- 比べている数字の期間や集計方法は同じですか?
- 最終結果だけでなく関連する途中の数字も確認しましたか?
- 原因だと考えたことを数字や事実で確かめられましたか?
- 変更したことと、その後の結果を記録できていますか?
数字がすぐ改善しなくても、最初の仮説が違ったと分かれば前進です。その結果を使って、次に確認する場所を1つ決めます。
気になっている数字を1つだけ3回分並べます
仕事で気になっている数字があれば、まず1つだけ選びます。全部の数字を分析する必要はありません。同じ条件の数字を今回、前回、その前の3回分だけ並べます。
そのうえで「どこから変わったか」「一緒に変わった数字はあるか」「条件は同じか」を確認します。原因を決めるのは、その後で構いません。
今日のポイント
- 気になっている仕事の数字を1つ選ぶ
- 同じ条件で3回分の数字を並べる
- 関連する途中の数字を1~3個確認する
- 確かめたい原因を1つだけ決める
最初から正しい原因を当てる必要はありません。確認できる範囲を少しずつ狭くすると、思いつきではなく、見つけた変化をもとに次の行動を選べるようになります。
悪い数字が出たら原因より先に変化を確認します
数字が悪くなると、早く直したい気持ちから原因まで一気に決めたくなります。しかし、1つの結果だけでは、どこに問題があるのかまでは分かりません。
まず同じ数字を過去と比べ、次に関連する途中の数字と条件を確認します。そのうえで原因の候補を出し、確かめられるものから1つずつ試します。
すべてを細かく分析する必要はありません。気になる数字を1つ選び、「結果を見る、途中を見る、条件を見る」の順番で確認するだけでも、必要以上に仕事のやり方を変えることを減らせます。
数字が変わったときに確認したいこと
- 1回の結果だけで良い・悪いを決めていませんか?
- 同じ条件の過去の数字と比較しましたか?
- 最終結果につながる途中の数字を確認しましたか?
- 原因を決める前に集計条件の違いを確認しましたか?
- 改善するときに変更することを1つへ絞れていますか?