生活費が増えて家計を見直したい人へ|必要な支出と残したい支出を分けて無理なく減らす

食料品や日用品、光熱費、サービス料金などが少しずつ上がると、以前と同じ暮らしをしていても支出が増えることがあります。

そんなとき、「とにかく使わないようにしよう」と考えると、食事、趣味、人との付き合いなど、生活に必要なものまで一緒に減らしてしまうことがあります。

支出の見直しは、何でも削ることではありません。今の暮らしで必要なもの、できれば残したいもの、なくても困らないものを分けることから始めます。

減らす金額だけを見るのではなく、自分の生活への影響も一緒に見ると、続けやすい見直し方を選べます。

最初にすること

増えた支出を確認する

家計全体を一度に変えず、以前より増えている支出から確認します。

次にすること

残すものと減らすものを分ける

金額だけでなく、必要性と暮らしへの影響を見て3つに分けます。

最後にすること

1つだけ変えて試す

一度に多くを削らず、生活への負担が小さい支出から1つだけ変えます。

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01
最初の確認

金額だけを見て何でも減らそうとしていないか確認します

生活費が増えると、目についた支出から減らしたくなります。けれども、毎日の食事や移動など必要性の高い支出まで無理に削ると、生活そのものが不便になることがあります。

反対に、毎月自動的に支払っているサービスなどは、使っている感覚が少ないため、そのままになりやすいものです。

  • 金額の大きい支出から一律に減らそうとしている
  • 毎月自動で支払っているものをしばらく確認していない
  • 少額の買い物ばかり気にして大きな支出を見ていない
  • 楽しみにしていることまで最初から削ろうとしている
支出の見直しは全部を我慢することではありません

大切なのは、何にお金を使わないかだけでなく、何には使いたいのかを決めることです。暮らしへの影響が小さい部分から確認します。

02
3つに分ける

支出を必要なものと残したいものと減らせるものに分けます

支出を見直すときは、「必要か不要か」の2つだけで考えると決めにくくなります。生活に必要ではなくても、自分にとって楽しみや休息になる支出もあるからです。

そこで、毎月の支出を3つに分けて考えます。

1

生活に必要なもの

住居、食事、移動、仕事や生活に必要なサービスなど、なくすと日常に大きな支障が出るものです。

2

できれば残したいもの

趣味や人との時間など、なくても生活できますが、自分の満足や気分転換につながっているものです。

3

減らしても困らないもの

あまり使っていないサービス、習慣で買っているものなど、減らしても生活への影響が小さいものです。

「残したいもの」を作ることがポイントです。必要最低限だけで暮らそうとすると窮屈になりやすいため、自分にとって価値のある支出は意識して残します。

03
支出を見直す

暮らしへの影響が小さい支出から1つずつ変えます

減らせそうな支出がいくつも見つかっても、一度に全部変える必要はありません。最初は、減らしても困らないものから1つ選びます。

特に確認しやすいのは、毎月自動で支払っているもの、利用回数が減っているもの、同じ目的の支出が重なっているものです。

実際の支出を見る

記憶だけで判断せず、明細や記録を見て、何にどの程度使っているかを確認します。

使っているか確認する

支払っていることではなく、実際に使っているか、生活に役立っているかを確認します。

1つだけ変える

解約、回数を減らす、別の商品へ変えるなど、生活への影響が小さい変更から試します。

毎月の支出を見直した場合

残す:毎週楽しみにしている趣味の費用は、生活の楽しみになっているためそのまま残す。

確認する:動画配信サービスを複数契約しているが、最近使っているのは1つだけだった。

減らす:使っていないサービスだけをいったん解約する。

次に確認:1か月過ごして不便がなければ、その変更を続ける。

このようにすれば、生活の楽しみまで一緒に削らずに済みます。「金額が大きいもの」ではなく、「払っているわりに使っていないもの」から見ることも1つの方法です。

04
変えた後の確認

支出だけでなく暮らしに無理が出ていないか確認します

支出が減ったとしても、その代わりに強い不便やストレスが増えているなら、続けにくい見直し方かもしれません。

反対に、「なくても特に困らなかった」と分かれば、その変更は続けやすいものです。金額だけでなく、実際に暮らしてみた感覚も確認します。

  1. 変更した支出は実際に減りましたか?
  2. 減らしたことで日常生活に大きな不便は出ていませんか?
  3. 我慢した反動で別の支出が増えていませんか?
  4. 残した支出は自分の生活に役立っていますか?

無理が出た場合は元に戻しても構いません。見直しは一度決めたら変えられないものではなく、生活に合わせて調整していくものです。

05
今日からできること

毎月払っている支出を3つだけ確認します

家計簿を最初から細かく作り直す必要はありません。まず、銀行口座やクレジットカードなどの明細から、毎月繰り返し払っているものを3つだけ選びます。

それぞれについて「必要」「残したい」「減らしても困らない」のどれに当てはまるかを考えます。

今日のポイント

  • 毎月払っている支出を3つ選ぶ
  • 今も実際に使っているか確認する
  • 生活にどの程度役立っているか考える
  • 減らしても困らないものを1つだけ見直す

最初から大きな金額を減らそうとしなくても構いません。生活への影響が小さい支出を1つ見つけるだけでも、次にどこを確認すればよいか分かりやすくなります。

残したい支出を決めることも家計の見直しです

生活費が増えたとき、すべての支出を同じように減らす必要はありません。まず実際に何へ使っているかを確認し、自分の暮らしに必要なものとそうでないものを分けます。

生活に必要な支出や、自分にとって大切な楽しみは残して構いません。その代わり、使っていないものや、減らしても困らないものを探します。

最初から完璧な家計にする必要もありません。1つ変えてしばらく生活し、無理がなければ続ける。その繰り返しで、自分に合った支出の形へ近づけていけます。

支出を見直すときに確認したいこと

  • 実際の明細を見て支出を確認しましたか?
  • 必要なものと残したいものを分けましたか?
  • 使っていないのに払い続けているものはありませんか?
  • 生活への影響が小さいものから見直していますか?
  • 減らした後に無理や不便が出ていないか確認しましたか?