同じトラブルが何度も起きるときは直前のきっかけを記録して再発を減らす

同じトラブルをそのたびに直しているのに、少しするとまた似たことが起きる。そんな状態が続くと、解決しているつもりでも終わりが見えなくなります。

再発するときは、原因を大きく考え直す前に、トラブルの直前に共通していたきっかけを確かめます。

起きた出来事だけでなく、その直前の操作、置き方、確認不足、時間帯などを見ると、繰り返しを減らす手がかりが見つかりやすくなります。

最初にすること

直前の状況を見る

問題が起きる直前に何をしていたかを短く残します。

次にすること

共通点を探す

何度か起きた記録を並べて、毎回似ている条件を探します。

最後にすること

きっかけを変える

共通していた条件を一つ変え、再発が減るかを確認します。

この記事のタグ

01
再発を見る

問題そのものより直前に何があったかを確認します

同じトラブルが起きたら、「また起きた」で終わらせず、その直前の状況を思い出します。たとえば、作業を急いでいた、確認を省いた、物の置き場所が変わっていた、特定の操作をした直後だった、などです。

  • 起きる直前にしていた操作
  • そのとき使っていた物や場所
  • いつもと違っていた条件
  • 確認を飛ばした場面
原因を決めつけない

最初は「これが原因だ」と断定せず、直前の事実だけを残します。

直前の状況なら記憶が新しく、あとから振り返るより具体的に残しやすくなります。

02
共通点を探す

何度か起きた記録を並べて同じ条件だけを拾います

一回だけでは偶然かもしれません。似たトラブルが何度か起きたら、直前に残した内容を並べます。

1

違う部分

毎回変わっている条件はいったん外します。

2

同じ部分

繰り返し出てくる操作や状況を拾います。

3

変えられる部分

自分で変更できる条件に絞ります。

全部の原因を説明できなくても、再発の前に繰り返している条件が見つかれば、次の対策を試せます。

03
条件を変える

共通していたきっかけを一度だけ変えて様子を見ます

共通点が見つかったら、一度に多くの対策を足さず、もっとも変えやすい条件から試します。

たとえば確認漏れが繰り返す場合

毎回、作業の最後に別の予定へ急いで移っているなら、確認項目を増やすより、次へ移る前に確認時間を確保する方が効くかもしれません。

対策を一つにすると、何を変えたことで再発が減ったのかも分かりやすくなります。

04
効果を見る

再発したかだけでなく起き方が変わったかを振り返ります

対策を試したあと、完全にゼロになったかだけで判断しません。回数が減った、起きても早く気づけた、影響が小さくなった、という変化も確認します。

  1. 同じ状況で再発する回数は減りましたか?
  2. 起きる前に気づけることが増えましたか?
  3. 対策が手間になりすぎていませんか?
  4. 別の共通条件が見えてきましたか?

変化がなければ、その対策を増やすのではなく、次に共通している条件へ移ります。

05
今日からできること

次に同じことが起きたら直前の出来事だけ残してみます

特別な記録表を作る必要はありません。スマートフォンのメモや紙に、起きたことと、その直前にしていたことだけを書けば十分です。

今日のポイント

  • 再発した直後に事実を残す
  • 原因ではなく直前の状況を書く
  • 何度か起きたら共通点を探す
  • 変えられる条件から試す
  • 回数や影響の変化を見る

同じ問題を何度も直すより、起きる前の条件を少し変える方が、長い目では負担を減らせます。

再発した事実は次の対策を見つける材料になります

同じトラブルが起きると、前の対策が無駄だったように感じることがあります。しかし、再発したときに直前の条件を残せば、前回より具体的な手がかりが増えます。

原因を一度で当てようとせず、繰り返しの中から共通するきっかけを見つけ、変えられるところから調整していきます。

再発を減らす最終チェック

  • 直前の状況を残しましたか?
  • 何度か起きた記録を比べましたか?
  • 共通する条件を見つけましたか?
  • 変えやすい条件から試しましたか?
  • 再発の回数や影響の変化を見ましたか?