転職面接が終わったあと、「うまく答えられなかった」「もっと違う言い方ができた」と気になる質問が残ることがあります。
そのとき、面接全体を思い返して「失敗した」とまとめてしまうと、次に何を変えればよいのかが分からなくなります。
改善したいときは、面接全体ではなく、答えに詰まった質問を1つだけ選びます。そして、質問されたこと、実際に答えたこと、本当は伝えたかったことを分けて確認します。
最後に、その質問へもう一度声に出して答えます。暗記する文章を作るのではなく、自分の経験を短く説明できる状態にしておくと、次の面接で似た質問が出たときにも使いやすくなります。
気になった質問を1つ選ぶ
面接全体を反省せず、答えにくかった質問を1つだけ取り出します。
答えにくかった場所を見る
質問と自分の回答を比べ、どこから話がずれたのかを確認します。
声に出して答え直す
言い直した回答を実際に話し、次の面接でも使える形へ直します。
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面接全体ではなく答えにくかった1問を見つけます
面接が終わると、「緊張した」「話しすぎた」「うまく説明できなかった」など、いくつものことが気になります。
しかし、全部を一度に直そうとすると、次の面接で何を変えるのかが曖昧になります。まず、答えている途中で止まった、話が長くなった、終わったあとに言い直したくなった質問を1つ選びます。
- 質問された直後に何を話せばよいか迷った
- 話している途中で何を聞かれていたのか分からなくなった
- 答えたあとに重要な経験を言い忘れたと気づいた
- 面接官から同じ内容を別の言い方でもう一度聞かれた
直す対象が具体的になれば、次にすることも具体的になります。面接全体の評価ではなく、改善できる1問として扱います。
質問と実際に答えた内容を3つに分けて見ます
気になった質問を選んだら、理想的な回答をすぐ作るのではなく、面接で実際に何が起きたのかを確認します。
何を聞かれたか
質問をできるだけそのまま思い出し、自分が何について答える必要があったのか確認します。
何を答えたか
きれいに直さず、実際に話した内容や話した順番を思い出します。
何を言えなかったか
あとから思い出した経験や理由など、本当は伝えたかった内容を確認します。
ここでは「正しい答え」を探す必要はありません。同じ質問でも、これまでの経験や応募先によって自分が伝える内容は変わります。
質問に対して答えがずれていたのか、必要な経験を思い出せなかったのか、話したいことが多すぎたのかを見つけることが目的です。
答えに詰まった1問へもう一度声に出して答えます
改善するときは、文章を完成させてから暗記するのではなく、伝える順番だけを決めて実際に話します。
最初の答えを決める
質問に対して、最初の1~2文で何を答えるのかを先に決めます。
経験を1つ足す
最初の答えを裏付ける、自分が実際に経験した出来事を1つだけ加えます。
声に出して確認する
メモを読み上げず、自分の言葉で一度話して、質問への答えになっているか確認します。
面接では、今の会社への不満、これまでの経験、応募先への興味を一度に説明しようとして話が長くなったとします。
答え直すときは、最初に「これまでの経験を活かしながら、担当できる仕事の範囲を広げたいと考えたためです」と転職を考えた理由を伝えます。
そのあと、「現在の仕事では○○を担当しており、その中で△△まで経験しました。次は□□にも関われる仕事を考えています」のように、自分の実際の経験を1つ添えます。
文章を完全に固定する必要はありません。大切なのは、質問されたときに「最初に何を答えるか」と「どの経験を使うか」が分かっていることです。
話してみて長くなるなら経験を1つ減らします。内容が抽象的なら、実際に担当した仕事や行動を1つ加えます。声に出すことで、読むだけでは気づきにくい部分を確認できます。
作り直した答えが暗記した文章になっていないか確認します
答えを作り直すと、今度は「この文章を間違えずに話そう」と考えやすくなります。しかし、面接では同じ内容でも質問のされ方が変わることがあります。
- 最初の1~2文で質問への答えを伝えられていますか?
- 自分が実際に経験した内容だけを使っていますか?
- 質問の言い方が少し変わっても、自分の言葉で説明できますか?
- 応募先に合わせようとして、本来伝えたい内容まで変えていませんか?
言葉を忘れた瞬間に止まってしまうなら、文章を覚えすぎている可能性があります。その場合は文章を短くし、「最初に伝えること」と「使う経験」だけを残します。
反対に、毎回答えが大きく変わるなら、自分が何を伝えたいのかがまだ曖昧かもしれません。経験そのものへ戻り、実際に何をしたのかを確認してからもう一度話します。
前回の面接から質問を1つだけ選んで答え直します
面接対策として質問集を最初から全部練習する必要はありません。まず、実際の面接で答えにくかった質問を1つ使います。
今日のポイント
- 前回の面接で答えにくかった質問を1つ選ぶ
- 自分が実際に何を答えたか思い出す
- 本当は何を伝えたかったのか確認する
- 最初の答えと使う経験を1つずつ決める
- メモを見ずに声に出してもう一度答える
一度話して答えが伝わりにくければ、もう一度だけ直します。長ければ減らし、抽象的なら具体的な経験を加えます。
次の面接が終わったら、また新しく答えにくかった質問を1つ選びます。この繰り返しなら、想定質問を大量に暗記するのではなく、実際の選考を使って自分の回答を少しずつ改善できます。
面接後は「できなかったこと」ではなく次に直す1問を残します
面接が終わったあとに気になることが多くても、すべてを一度に改善する必要はありません。
答えに詰まった質問を1つ選び、実際に答えた内容と、本当は伝えたかった内容を確認します。そして、最初に伝える答えと、それを支える経験を決めて、もう一度声に出します。
面接を受けるたびに1問ずつ改善すれば、自分の経験を説明する方法が少しずつ具体的になります。面接を「うまくできたか」で終わらせず、次の選考で使える材料へ変えていくことができます。
転職面接を振り返るときに確認したいこと
- 答えにくかった質問を1つに絞りましたか?
- 実際に自分が答えた内容を確認しましたか?
- 本当は伝えたかった経験を見つけましたか?
- 質問への最初の答えを短くできましたか?
- メモを見ずに自分の言葉で答え直しましたか?
