健康診断の結果を受け取った後に前年と比べて確認する方法
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健康診断の結果を受け取ると、最初に目へ入った数字や「A」「B」などの判定だけを見て、一安心したり反対に不安になったりすることがあります。
ただ、健康診断の結果は1つの数字だけを見るより、結果票に書かれた判定や医療機関からの案内、これまでの結果との変化を一緒に確認した方が、次に何をすればよいか考えやすくなります。
生活を変えた方がよいのか、しばらく記録すればよいのか、医療機関へ確認した方がよいのかも、すべて同じ対応ではありません。
結果を受け取ったら、まず指示を確認し、そのあと前年との変化を見て、必要な行動を1つ決めます。数字から自分で病気を判断するのではなく、健康管理の次の行動につなげることが目的です。
結果票の指示を確認する
数字を見る前に、判定や再検査、受診などの案内が書かれていないか確認します。
前年との変化を見る
同じ検査項目を並べ、今回だけでなく変化の方向や判定の違いを確認します。
次の行動を1つ決める
生活で試す、記録する、医療機関へ確認するなど、必要な行動へつなげます。
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数字より先に結果票全体を確認します
結果票を開くと、基準範囲から外れている数字へ目が向きやすくなります。しかし、検査結果だけから自分で病気かどうかを決めることはできません。
最初に見るのは、個々の数字だけではなく、健診を実施した医療機関などが示している判定、コメント、再検査や受診の案内です。
- 「要受診」「要精密検査」などの案内が書かれていないか
- 医師や健診機関からのコメントが付いていないか
- 前年より判定が変わった項目がないか
- 服薬や治療について医療機関から指示を受けている項目がないか
生活習慣を変えて様子を見ることと、医療機関で確認することは別です。再検査や受診を勧められている場合は、生活改善だけで済ませず、案内された対応を確認します。
判定と変化と次の指示を分けて見ます
健康診断の結果を確認するときは、1つの数字だけに注目するより、「今回の判定」「これまでとの変化」「次に必要な行動」を分けて見ると分かりやすくなります。
今回の判定
まず結果票に書かれている判定やコメントを確認します。検査機関から示された説明を、自分の推測より先に見ます。
前年からの変化
過去の結果があれば同じ項目を並べます。数字だけでなく、判定が変わったか、似た状態が続いているかも確認します。
次に必要な行動
受診、再検査、保健指導、生活習慣の確認など、結果票から次に求められていることを確認します。
前年より数字が変わっていても、その理由を自分だけで決める必要はありません。測定条件や体調などによって結果が変わることもあるため、気になる変化がある場合は健診結果を持って医療機関などへ相談できます。
前年の結果がない場合は、今回の結果を今後比較するための最初の記録として残しておきます。
結果から次にすることを1つだけ決めます
結果を確認した後に、食事も運動も睡眠も一度に変える必要はありません。まず、健診結果から必要な行動を1つ選びます。
このとき、「生活で変えられること」と「医療機関へ確認すること」を混ぜないのが大切です。
結果を並べる
今回と前年の結果票を並べ、同じ項目の判定や数字を確認します。すべてではなく、変化が気になる項目から見ます。
生活で1つ試す
生活習慣の確認を勧められている場合は、食事、身体活動、休息などから、無理なく変更できることを1つ選びます。
必要なら相談する
再検査や受診の案内がある場合や、結果について分からないことがある場合は、結果票を持って医療機関などへ確認します。
最初に、その項目について結果票に受診や再検査の案内がないか確認します。
受診を勧められているなら、生活習慣だけで様子を見ず、まず受診方法を確認します。生活習慣の見直しが中心の場合は、関連しそうな生活の中から変更できることを1つだけ決めます。
例えば、食事の時間が不規則になっているなら食事時間を確認する、以前より体を動かす時間が減っているなら日常の活動量を確認する、といった形です。
持病がある、薬を使っている、すでに治療を受けている場合は、健診結果だけを見て薬や治療内容を自分で変更しないでください。結果について気になる点は、治療を担当している医師や薬剤師などへ確認します。
生活を変えたことより次の判断につながったか確認します
健康のために何かを始めると、「続けられたか」だけを確認しがちです。しかし、目的は新しい習慣を増やすことではありません。
健診結果をきっかけに必要な対応ができ、今後の健康状態を確認しやすくなったかを見ます。
- 結果票に書かれた受診や再検査などの案内へ対応できましたか?
- 生活で変えたことは、無理なく続けられる内容になっていますか?
- 今回の結果と前年の結果を、次回も比較できる状態で残していますか?
- 新しい症状や体調の悪化、気になる変化を「健診まで待とう」と放置していませんか?
生活を変えた結果、負担が大きくなった場合は方法を小さくします。食事や運動などを極端に変えるのではなく、続けられる範囲へ戻します。
一方で、体調が悪化したり新しい症状が出たりした場合は、次の健康診断まで待って確認するのではなく、必要に応じて医療機関へ相談します。
結果票を開いて次の行動を1つ決めます
健康診断の結果を受け取ったまま保管しているなら、今日は結果票をもう一度開いてみます。
すべての数字を詳しく調べる必要はありません。まず、次の4つだけ確認します。
今日のポイント
- 受診や再検査などの案内がないか確認する
- 前年と判定が変わった項目を確認する
- 生活で確認することを1つだけ選ぶ
- 今回の結果票を次回比較できる場所へ保管する
受診の案内があれば、生活改善を始めることより先に、いつ、どこへ相談するかを確認します。
特に受診指示がなく、生活習慣を確認する段階なら、食事、運動、睡眠などを全部変えず、今回の結果と関係しそうな生活の中から1つだけ見直します。次回の健診では、数字だけでなく「その間に何を変えたか」も一緒に振り返れるようになります。
健康診断は結果を受け取った後の行動までつなげます
健康診断の結果は、基準範囲に入っている数字だけを探したり、気になる数字を見て自己判断したりするためのものではありません。
まず結果票の判定と案内を確認し、過去の結果があれば前年との変化を見ます。そのうえで、生活で試せること、記録しておくこと、専門家へ確認することを分けます。
健康状態は1回の結果だけで判断できないことがあります。定期的な結果を残し、必要なときは医療機関へ相談できるようにしておくと、健康診断を毎年の健康管理へつなげやすくなります。
健康診断の結果を確認するときに見ること
- 結果票の判定やコメントを確認しましたか?
- 再検査や受診の案内を見落としていませんか?
- 前年と同じ検査項目を比べましたか?
- 生活で確認することを1つに絞りましたか?
- 薬や治療を健診結果だけで自己判断して変更していませんか?
- 今回の結果を次回比較できるよう残しましたか?