成果がすぐ見えない目標を続けるために途中の行動を決める方法

目標に向かって取り組みを始めても、すぐに成果が見えるとは限りません。数週間続けても数字や反応が変わらないと、「このまま続けて意味があるのだろうか」と迷うことがあります。

こうしたとき、最終的な結果だけを見て続けるかやめるかを決めると、まだ結果が出る前に方法を変えすぎたり、反対に手応えのないやり方を長く続けたりしやすくなります。

結果が出るまで時間がかかる目標では、まず「今の自分が直接できる行動」を決め、その行動を一定回数続けられたかを途中の進み方として確認します。

この記事では、最終結果がまだ見えない段階でも、目標へ向かって進んでいるかを確かめ、次に続ける・変えるを判断する方法を考えます。

最初にすること

結果と行動を分ける

最終的に得たい結果と、今の自分が直接できる行動を分けて考えます。

次にすること

繰り返す行動を決める

短い期間で実行でき、繰り返した回数を確認できる行動を1つ選びます。

最後にすること

実行できたかで調整する

成果だけでなく、決めた行動を続けられたかを見て次のやり方を変えます。

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01
進み方を確認する

成果が出ていないことと進んでいないことを分けます

目標を立てると、どうしても最終結果へ目が向きます。結果が数字や相手の反応として表れる目標ほど、「まだ変わっていない」という事実が気になりやすくなります。

ただ、最終結果には時間差があることがあります。自分が行動しても、相手が判断するまで時間がかかる、何回か続けて初めて変化が表れるなど、今日の行動が今日の結果になるとは限りません。

  • 最終結果だけを見て進んでいるか判断している
  • 結果が変わらないたびに方法を変えている
  • 今週何をすれば前進なのか説明できない
  • 自分では直接決められない結果まで自分の行動として考えている
途中では「結果」より「自分が動かせる行動」を見ます

最終成果がまだ出ていなくても、必要な行動を繰り返せているなら、続けるための材料があります。反対に行動そのものが実行できていないなら、成果を評価する前に行動の作り方を変える必要があります。

02
続けられる形に変える

途中で見る行動は自分で実行できる単位にします

途中の目安は、最終目標を小さな数字へ置き換えるだけではありません。「自分が実際に行えること」まで具体的にする必要があります。

たとえば「評価を上げる」「反応を増やす」のような結果は、相手や周囲の状況にも左右されます。その結果へ近づくために、自分が直接実行できる行動を探します。

1

自分で始められる

相手の返事や結果を待たなくても、自分の判断で実行を始められる行動にします。

2

1回分が分かる

何をしたら1回終わったと言えるのか、行動の終了地点が分かる形にします。

3

繰り返しを数えられる

毎日、毎週など、自分が実際に何回行動したか後から確認できるものを選びます。

「もっと頑張る」「意識する」では、実行できたかを判断しにくくなります。「1件確認する」「1ページ作る」「1人に試してもらう」のように、終わりが分かる行動へ変えると途中経過を見やすくなります。

03
行動を決めて試す

今週繰り返す行動を1つだけ決めます

最終目標から、今の自分が直接できる行動を1つ選びます。複数の行動を同時に管理すると、何が続かなかったのか分かりにくくなるため、最初は1つに絞ります。

そして「できるだけ多く」ではなく、今週何回行うかまで決めます。大きな成果を急ぐのではなく、まず決めた行動を現実の予定の中で繰り返せるかを確かめます。

最終結果を書く

最終的にどうなれば目標へ近づいたと言えるのかを、1つの結果として確認します。

直接できる行動を選ぶ

その結果へ近づくために、相手の反応を待たず自分で完了できる行動を1つ決めます。

今週の回数を決める

無理なく試せる回数を決め、今週は結果より先にその行動を実行できたかを見ます。

例えば、3か月後までに新しい企画を形にしたい場合

「よい企画を完成させる」だけでは、今週進んだかどうかを判断しにくくなります。そこで、今週は「企画の1項目を下書きする」を3回行う、と決めます。

3回の下書きができたら、その週は行動を実行できたと考えます。まだ企画全体が完成していなくても、結果が出ていないことだけを理由に方法を変えません。

反対に1回しかできなかったなら、「自分は続けられない」と決めるのではなく、1回分が大きすぎなかったか、予定へ入れにくかったかを確認します。

目標によって必要な行動は違います。重要なのは、最終結果を無理に短期化することではなく、結果が見えるまでの間に自分が繰り返せる行動を作ることです。

04
実行後に調整する

成果が出たかより行動を繰り返せたかを先に見ます

短い期間を試した後は、最終結果だけで良し悪しを決めません。まず、決めた行動が現実の生活や仕事の中で繰り返せる形だったかを確認します。

  1. 決めた回数だけ実際に行動できましたか?
  2. 始める前の準備が大きすぎて、行動そのものが後回しになりませんでしたか?
  3. 繰り返したことで、最終目標へつながる材料や進みが少しでも増えましたか?
  4. 次の週も同じ行動を続けるより、量や内容を変えた方がよい点はありますか?

回数をこなせなかったなら、目標を諦める前に1回分を小さくします。逆に無理なく続けられたなら、同じ形でもう一度繰り返せます。

何度か続けても目標へつながる材料が増えない場合は、回数を増やすのではなく行動の種類を変えます。続けるかやめるかだけでなく、「同じ目標へ別の行動で進む」という選択肢を持てます。

05
今日からできること

結果を待っている目標から今週の行動を1つ作ります

今取り組んでいる目標の中から、「まだ結果が見えない」と感じているものを1つ選びます。大きな計画表を作る必要はありません。

今日のポイント

  • 最終的に得たい結果を1つ確認する
  • その結果へ近づくため自分が直接できる行動を1つ選ぶ
  • 何をしたら1回完了なのかを具体的にする
  • 今週何回行うかを決める
  • 週の終わりに成果より先に実行回数と続けやすさを見る

最初から適切な回数を当てる必要はありません。予定へ入らなければ回数を減らす、1回分が重ければ小さくするなど、実行した結果を使って次の週の形を変えます。

反対に余裕を持って続けられたなら、すぐ行動を増やさず、同じ形でもう一度試す方法があります。続けられる形ができてから、必要に応じて量を増やします。

結果が遠い目標ほど途中で自分が動かせるものを持つ

目標の中には、行動した直後には成果が分からないものがあります。結果だけを見ていると、進んでいる実感を持てず、方法を頻繁に変えたり、続ける理由を見失ったりしやすくなります。

そんなときは、最終結果と今の行動を分けます。今週、自分で始めて終えられる行動を1つ決め、その行動を何回繰り返せたかを途中の進み方として確認します。

実行できなければ行動を小さくする。続けられても目標へつながる材料が増えなければ、行動の種類を変える。無理なく進んでいるなら同じ形を続ける。この調整を重ねることで、結果が出るまでの期間にも次の判断材料を持てます。

成果がまだ見えない目標で確認したいこと

  • 最終結果と自分が直接できる行動を分けていますか?
  • 何をしたら1回完了なのか具体的になっていますか?
  • 短い期間で繰り返せる回数を決めていますか?
  • 成果より先に行動を実行できたか確認していますか?
  • 結果から行動の大きさや種類を変えられますか?