長く取り組んできた目標を達成すると、達成感のあとに「次は何をすればいいのだろう」と立ち止まることがあります。すぐ次の目標を決めようとしても、前と同じやり方を続けるだけになったり、本当にやりたいことが見えにくくなったりします。
そんなときは、次の目標を急いで作る前に、今回の達成によって新しくできるようになったことや選べるようになったことを並べるところから始めます。終えた経験を次の選択肢へ変えると、続ける・広げる・いったん離れるを落ち着いて考えやすくなります。
達成前との違いを見る
終えたことで増えた知識・経験・余裕・つながりを確認します。
増えた選択肢を並べる
すぐ一つに絞らず、今なら選べる道をいったん見える形にします。
次の小さな動きを選ぶ
新しい大目標ではなく、気になる選択肢を確かめる行動へ進みます。
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達成した直後は「次を決めなければ」と急ぎやすくなります
目標がある間は、やることの優先順位が自然に決まります。ところが達成すると、その基準が急になくなり、空いた時間や力をどこへ向ければよいか分からなくなることがあります。
- 達成したのに落ち着かず、次の課題を探している
- 前と同じ方向で、より大きな目標を作ろうとしている
- やり切った経験を振り返る前に予定を埋めている
前の目標が終わり、選べる範囲が広がったため判断材料を並べ直す時間が必要になっています。
まず「達成したから増えたもの」を三つの方向から見ます
成果そのものだけでなく、その過程で身についたものや空いたものまで見ると、次の選択肢が増えます。
できること
身についた技能や経験、人とのつながりを見る。
空いたもの
使わなくなった時間・お金・気力に気づく。
分かったこと
続けたいことと、もう十分だと感じることを分ける。
「次に何を達成するか」だけを考えるより、達成前にはなかった材料を拾うほうが、今の自分に合う方向を見つけやすくなります。
増えた材料から「続ける・使う・離れる」の選択肢を並べます
一つの正解を決める必要はありません。今までの取り組みをさらに深める、得た経験を別の場面で使う、達成したテーマからいったん離れて別のことに時間を使う、という三方向を並べます。
たとえば資格取得が目標だったなら、「関連する実務で使う」「学んだ内容を人に説明してみる」「しばらく勉強を休み、空いた夜を別の活動に使う」なども立派な次の選択肢です。
選択肢を並べる段階では、どれが一番立派かではなく、今の生活で試したときに何が分かるかを見ます。
次へ進む前に、終えた目標の役割が今も残っているかを確認します
以前は必要だった目標でも、達成したことで役割が終わっている場合があります。反対に、達成後に初めて使える経験もあります。
- 達成前にはできず、今はできることは何ですか?
- 以前より自由になった時間や負担はありますか?
- もう続けなくてもよいと感じる部分はありますか?
- 少し試すだけなら気になる選択肢はどれですか?
「前の努力を無駄にしないために続ける」ではなく、今の自分に役立つ形へ使い直せるかを見ます。
次の目標ではなく、気になる選択肢を確かめる小さな予定を入れます
並べた選択肢の中から、短時間で試せるものを一つ選びます。新しい目標として決めるのではなく、「実際にやるとどう感じるか」を確かめるための予定にします。
今日の実践
- 終えたことで増えたものを書き出す
- 続ける・使う・離れるの方向へ選択肢を広げる
- 気になるものを短時間だけ試す予定を入れる
試して違うと分かっても問題ありません。次を決める材料が一つ増えたことが、そのまま前進になります。
最後のメッセージ
目標を達成したあとに立ち止まる時間は、次が決まっていない空白ではなく、達成によって増えた可能性を見直す時間です。
すぐ大きな目標を置かなくても、今だから選べる道を並べ、そのうち一つを小さく試せば十分です。終えた経験を次の選択肢へ変えることで、自分に合う次の方向が少しずつ見えやすくなります。
最後に確認
- 達成した直後に、急いで次の大目標を作ろうとしていませんか?
- 達成によって増えた経験・時間・選択肢を見ましたか?
- 続ける以外に、使う・離れる方向も並べましたか?
- 決断ではなく、小さく確かめる予定へ進めていますか?
