これからの仕事を考えようとしても、「やりたい仕事は何ですか」と聞かれると、すぐには答えられないことがあります。
職種名から探そうとすると、営業、事務、企画、技術など大きな名前ばかりが並び、自分に合うものを選びにくくなります。興味がある仕事を見つけても、実際に自分が続けやすいかは別の問題です。
そんなときは、新しい仕事を先に決めるのではなく、これまで経験した仕事の中から「比較的続けやすかった具体的な作業」を1つ探します。
その作業を職種名ではなく、自分が実際にしていた行動へ言い換えます。同じ行動を別の場面でも試すと、次にどんな仕事を調べればよいかという手がかりを増やせます。
続けやすかった作業を探す
好きな職種ではなく、これまで比較的負担なく取り組めた具体的な作業を見ます。
作業を行動へ言い換える
「資料作成」などの名前から離れ、自分が実際に何をしていたのかを見つけます。
別の場面でも試してみる
同じ行動を含む別の作業を1回行い、本当に続けやすいか確かめます。
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職種名を探しても決められない状態か確認します
やりたい仕事が分からないとき、「もっといろいろな仕事を知らなければ」と職種一覧を見続けることがあります。しかし、仕事の名前を増やしても、自分との接点がなければ選びにくいままです。
最初に、自分が仕事内容ではなく職種名や外から見える印象だけで探していないか確認します。
- 興味がある職種名はいくつかあるが、実際に何をする仕事か説明しにくい
- やりたいことより「向いていそう」と言われた仕事から探している
- 資格や肩書きを決めれば方向性も決まると考えている
- これまでの仕事で続けやすかった具体的な作業を思い出していない
同じ職種でも担当する作業は違います。反対に、違う職種でも「説明する」「調べる」「整える」など似た行動を使うことがあります。まずは自分が経験した具体的な行動から探します。
「好きだった仕事」だけでなく続けやすかった場面を見ます
仕事の手がかりは、「大好きだった」「夢中になった」という強い経験だけにあるわけではありません。大きな達成感はなくても、他の仕事より自然に続けられた作業があります。
負担が比較的小さかった
同じ時間取り組んでも、他の作業ほど疲れたり嫌になったりしにくかった仕事を見ます。
繰り返し任されていた
自分では特別と思っていなくても、周囲から何度も頼まれていた作業がなかったか確認します。
終わったあと納得できた
結果を見たとき、「この部分は自分なりにできた」と感じやすかった作業を思い出します。
どれか1つに当てはまったからといって、それが自分に最適な仕事だと決める必要はありません。ここでは次に確かめる候補を見つけるだけです。
また、続けやすかった理由が仕事内容ではなく、慣れた職場や一緒に働いた人にあった場合もあります。作業そのものと環境を分けて考えるためにも、次の段階で別の場面へ置き換えて試します。
続けやすかった作業を「自分がしていた行動」へ変えます
手がかりになりそうな作業を見つけたら、その仕事の名前をそのまま使わず、自分が実際に何をしていたのかまで小さくします。
作業を1つ選ぶ
これまで担当した仕事から、「またやってもよい」と感じる具体的な作業を1つ選びます。
行動へ言い換える
何を作ったかではなく、調べる、比べる、説明する、整える、調整するなど実際の動作へ変えます。
別の場面で試す
同じ行動を含む別の作業を1回行い、その行動そのものが続けやすいか確認します。
「資料作成が向いている」とすぐ決めず、そのとき自分が何をしていたかを見ます。
例えば、複数の情報を確認し、必要なものを選び、相手が分かる順番へ並べ直していたなら、手がかりは「資料を作ること」ではなく、「情報を選んで分かりやすく整えること」かもしれません。
次は同じ行動を使って、短い手順書を作る、問い合わせ内容を整理する、複数案を比較して説明するなど、別の作業を1回試します。
別の場面でも取り組みやすければ、その行動は次の仕事を探すときの手がかりになります。反対に、別の作業では負担が大きければ、資料作成そのものより、当時の環境や慣れが続けやすさに影響していた可能性があります。
この段階では職種を決めません。「この行動を多く使う仕事には何があるか」と、次に調べる範囲を少し狭められれば十分です。
一度できただけで「向いている仕事」と決めないようにします
続けやすかった行動を見つけても、それだけで仕事を決める必要はありません。次の仕事を選ぶ前に、その行動が別の場面でも使えそうか確認します。
- 違う場面でも同じ行動を比較的続けやすいと感じましたか?
- 慣れていたから楽だっただけではなく、行動そのものに抵抗が少ないですか?
- その行動が仕事の中で増えても、大きな負担になりにくそうですか?
- その行動を使う別の仕事について、もう少し調べてみたいと思えますか?
複数の場面で同じ感覚が続けば、次に調べる方向として残します。まだ分からなければ、別の作業でもう一度確かめます。
試してみて合わないと感じた場合も無駄ではありません。「この行動を中心にした仕事は優先しなくてよい」ということが分かり、選択肢を減らせます。
これまでの仕事から「またやってもよい作業」を1つ選びます
今日は、やりたい職種を決めなくても構いません。過去の仕事から、強く好きではなくても「これならまたやってもよい」と思える作業を1つ選びます。
今日のポイント
- これまで経験した具体的な作業を1つ思い出す
- その作業で自分が何をしていたのかを動作へ言い換える
- 同じ行動を含む別の作業を1つ探す
- 可能ならその作業を1回実際に行ってみる
- もう一度やってもよいと思えるか確認する
続けやすいと感じたら、その行動を多く使う仕事を次に調べます。例えば「説明する」が残ったなら、説明する機会が多い仕事には何があるかを見るという順番です。
合わなければ別の作業を試します。最初から1つの職種へ決めるのではなく、自分が実際に経験した行動を少しずつ確かめることで、仕事選びの範囲を狭めていきます。
やりたい職種を決める前に「続けやすい行動」を見つけます
やりたい仕事が分からないとき、職種名をたくさん知れば答えが見つかるとは限りません。まだ経験していない仕事について、想像だけで自分に合うかを決めるのは難しいからです。
そんなときは、すでに経験した仕事へ戻り、「どの作業なら比較的続けやすかったか」を見ます。その作業を自分がしていた行動へ変え、別の場面でも1回試します。
同じ行動を繰り返しても取り組みやすければ、それは次の仕事を調べる手がかりになります。違えば別の行動を試せます。「やりたい仕事を一度で決める」のではなく、実際の経験から候補を少しずつ見つける方法もあります。
次の仕事の手がかりを探すときに確認したいこと
- 職種名ではなく具体的な作業から振り返りましたか?
- 比較的続けやすかった作業を1つ選びましたか?
- その作業を自分がしていた行動へ言い換えましたか?
- 同じ行動を別の場面でも試しましたか?
- その行動を多く使う仕事を次に調べられそうですか?
